ビタミンという言葉は知っていても、詳しい内容まで説明できる人は多くいません。海外モノの「メガビタミン」や国際単位の「IU」。脂溶性と水溶性など、ビタミンは以外に奥が深いサプリメントです。
(ビタミンの語源)
ビタミンは合成語です。「生命に必要な」「Vital」という単語と「分子の集団」のアミン「amine」がドッキングしたものです。
(水溶性と脂溶性)
特徴は水に溶けるか、脂に溶けるかの違いです。この違いにより、料理時にできるだけビタミンを壊さない料理法を考えることができるほか、体内でのビタミン.キープ時間の目安にもなります。一般に水溶性は多く摂取しても尿と一緒に出てしまうが、脂溶性は体内に長く蓄えられます。
脂溶性ビタミンはA、D、E、Kなどで「ADEK」アデックと覚えると楽です。
(料理)
アデック以外は水溶性です。脂溶性ビタミンを多く含む野菜を料理する時は油で炒めます。ビタミンBやCを多く含む野菜の料理は、煮物にします。勿論、水溶性ですから煮汁まで摂ったほうが良いわけです。
(過剰摂取)
一般的には脂溶性のビタミンは摂りすぎると、過剰摂取になる恐れがあります。ビタミンAとベーターカロチンは脂溶性ですが別のものです。ベーターカロチンは体内でビタミンAに変わるプロビタミンとよばれるもので、植物性食品に含まれます。一方、ビタミンAは動物性食品に多く含まれています。
ここで大事な事は、ベーターカロチンを多く摂っても過剰症は出ないということです。これはベーターカロチンが体内でビタミンAに変わり切らずにそのまま吸収されると、坑酸化作用を発揮するという事実です。したがって、ビタミンAはベーターカロチンの形で摂るほうがより効果的です。
(国際単位)
ビタミンAの単位はIUという国際単位が使われています。0.001mgを0.55 IUで換算したものです。
(所要量)
ビタミンAの1日の所要量は、成人男子で2000 IU、成人女子で1800 IUとなっています。ベーターカロチンとして摂る場合は、この3〜6倍になります。
(ビタミンAの働き)
目に良い他、皮膚や粘膜などの上皮組織を作るのに欠かせません。肌の潤いがなくなったり、かさついたりする方、風邪を引きやすい方はビタミンA不足の疑いがあります。
(ビタミンB群の働き)
相助作用がある。個々に摂ったときよりも、B1、B2、B6と等量摂取したときに、それぞれが最も効果的に働く。『精神的ビタミン』として知られている。それは、ビタミンB1が神経系と精神状態によい影響をもたらす。
軽い利尿効果がある。成長促進作用や炭水化物の消化を助けるので、スポーツマンや成長期に有利。他にもタンパク質の合成に関係しているので筋力アップにも欠くことができない。集中力、記憶力を高める作用もある。
(メガビタミン)
メガというのは、メモリなどのMBのメガと同じ言葉です。つまり、「多くの」という意味です。
アメリカのポーリング博士などの「良い健康状態を保つために積極的にビタミンを大量に摂る」という考えから来ています。これは所要量の10倍から100倍にもなり、アメリカのビタミンの殆どがメガビタミンになっています。
ここで疑問になるのが100倍も?ということですが、そもそも所要量というのは厚生省が定めた健康を維持する最低限の量です。例えば、ビタミンCの所要量は50mgですが、これは壊血病にならないための最低の量です。
ところが、ストレスや免疫機能、たばこや酒などでビタミンCは大量に必要です。50mgではとても足りません。ビタミンCを飲んでいるのにシミがちっともとれない場合は、他の重要なところで使われて優先順位の低いシミに回っていないと考えられます。ちなみに、タバコ1本でビタミンCは50mgが破壊されてしまいます。
(ビタミン.カスケード理論)
カスケードとは段々の滝という意味です。段々になった水田に上から水を流した場合、水が限られるとしたら途中の段で水を取られてしまうと下の段までは行き届きません。上の段ほど生命に関わる重大な意味があり下の段ほど重要度は低くなります。この段々の水田に水を潤すには、大量のビタミンが必要というのがメガビタミンの考えです。
ここでは基本的なビタミンについて列記しましたが更に深く勉強されたい方は、小学館が出版している「改訂新版.ビタミン.バイブル」一冊\1,260をお勧めします。
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