2018-03-16(金)
『しっぽ』はあってもなくてもいい。 そんな気軽な気持ちで
書いている絵日記。
まずは今朝8時、岡崎の空です。(撮影 Olympus Tough f2.0)
昨日のC級2組の順位戦は報道通り藤井六段が三枚堂六段に勝利して
全勝で昇級した。
Abema動画より。
この将棋は昨日の午前10時から始まり、終了したのは午後8時14分。この間、
仕事をしながら最後まで観戦した。
深夜になると思っていたが予想より早く決着がついた。
それほど藤井六段の将棋が快調で隙が無かった。あの序盤での▲7七金以降
ずーと藤井六段が押していたので三枚堂六段にチャンスがほとんど無かった。
それは中盤でもあった。
藤井六段の手番だった。解説の佐々木六段がここは2通りの指し方で決まるでしょうと
話されたときだった。
僕は藤井六段の長考が気になった。
何と指された手が誰も思いつかないような角合わせだった。
思わず佐々木六段も『えっ!これは・・・・』と絶句されるほど。
アマの僕たちがこれを指したらせっかく有利な局面を複雑にするような一手。
だけど後にこの手が藤井六段の勝ちを最短で確実にしたのだから藤井六段の凄さに
言葉も無かった。
Abema動画より。
解説する佐々木六段と藤井六段の師匠・杉本七段(右)。
この局面で三枚堂六段が投了された。
将棋はプロでも形勢が有利になったり不利になったりする。勝負の時間が
長いため、一手で形勢が逆転することがある。
ところが藤井六段は有利になったらますます有利にしてしまう将棋を指される。
つまり、勝負の一手一手に急所をはずした『ゆるい手(緩手)』が無い。
すべてが好手だから対戦者の負けた時のダメージは計り知れない。
それが冒頭の投了写真だ。
今後、三枚堂六段がどこまで研究されて藤井六段に立ち向かわれるのか、
こちらの興味も尽きない。
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10月1日K君の今年2回目の将棋大会。